福を授かろうと、まわし姿の男たちが宝木(しんぎ)を奪い合う金山寺会陽が昨夜(3日)、岡山市北区で行われました。

「よいしょ」

雨に雪がまじり始めた午後10時、一対の宝木が投下されました。金山寺会陽は1300年前から続くとされる伝統行事で、今年はコロナ禍前の形に完全復活しました。およそ360人のはだかの男たちによる争奪戦の結果、行地グループの5人と寺坂グループの9人が宝木を獲得し、福男に選ばれました。

(行地グループ 小林正幸さん)「年明け地震があってすごい悲しいこともありましたが、これを機にみんな幸せなっていければいいなと」

(寺坂グループ 羽納通浩さん)「家内安全と仕事が繁盛すればいいかなと」

岡山では、続いて2月17日に東区で西大寺会陽が行われる予定で、春の訪れを待ちます。