日本サッカー協会(JFA)は2日、会見を開き、日本代表・伊東純也選手(30)の離脱を発表した。JFAは1日に「伊東選手本人の心身のコンディションを考慮した結果、伊東選手が本日付でチームを離れることを決定」したと発表したが、その後、離脱を延期としていた。伊東は一部週刊誌で性加害疑惑が報じられていた。
会見に出席した田嶋幸三会長(66)は「このたび大変お騒がせしたことをお詫び申し上げます。森保監督とも相談した結果、伊東純也選手はアジアカップで戦っているサムライブルーから離脱することとなりました」と伊東の離脱の決定を伝えた。
さらに「現地のチームから連絡があり、選手たちの熱い思い、そういう中で継続して戦いたいという気持ちがあったと聞いていますが、我々としてはしっかりとした情報を集め議論をしていきたいということで、昨晩は一時的に離脱について延期としました。本日改めて、専門家、弁護士とミーティングを行い、現在の状況を考えると、チームを取り巻く環境が騒がしいことが続くことも想定されます。サッカーに集中できる環境をJFAとしてしっかりと作る必要があるということで、伊東選手のコンディションも含めた上で、JFAとして総合的に判断しました」と経緯を説明。
「昨日の段階では選手たちの熱い気持ちもあり、本人も仲間たちからのサポートを得た上で、我々としては心身ともにアジアカップで戦える状況ではないのかと思いました。本人とも話したときには、しっかりと自分は挑戦したいというような気持ちを持っていました。しかし、今朝からミーティングしている中で、彼のコンディションも含めて、離脱させることが望ましいという判断にたどり着きました」と話した。
伊東はアジア杯1次リーグ3試合に出場したが、1月31日の決勝トーナメント1回戦、バーレーン戦ではベンチ入りはしたものの、初めて出場機会がなかった。日本代表は3日の準々決勝でイランと対戦する。














