広島カープは、大野練習場と大野寮(ともに広島・廿日市市)を移転すると発表した。移転先は、この夏で営業を終える「ちゅーピープール」の跡地だ。石田充 アナウンサーが、気になる新施設の面積や費用など、 “数字” に注目してリポートする。

石田充 アナウンサー
1980年にできた大野練習場―。現在も選手たちが練習をしています。そして、そのお隣りにあるのが、天谷宗一郎 さん(RCC野球解説者)も思い出たっぷりの大野寮です。こちらは、カープが、最後の日本一になった1984年に完成しました。こういった大野の施設が数年後に移転することが決まりました。

本当に若鯉を育成する場所でもあり、あとはけがをした選手がケアしながら復帰を目指すという場所でもあって、この日もルーキーたちが練習をしていました。

この大野練習場は、施設のちょっとせまさ…。ブルペンも5人が同時に投げるという広さはないんです。あとは老朽化の問題もありまして、今回、移転ということになったようです。

大野寮も、現在は3階建て36部屋なんですが、今後、育成選手などを獲得するにあたるともう少し部屋数がほしいという話もあるようなんです。

部屋数 現在36 → 理想50

1月29日、中国新聞社・廿日市市・そしてカープ球団が協定を結んで、移転場所が明らかになりました。
移転先は、現在の場所から “直線距離で約500メートル” のこの場所「ちゅーピープール」です。今の場所の面積よりも2倍以上広いというこの場所に2029年、新たなカープの施設が誕生します。

面積 現在8300平方メートル → 新施設20000平方メートル 2.4倍