国境を越えて世界各地で観光などをしながらテレワークする「デジタルノマド」に対して、出入国在留管理庁は6か月間の在留資格を与えると発表しました。

「デジタルノマド」とは、勤務地に縛られずに世界各地で観光などをしながらテレワークするITエンジニアやコンサルタント、企業経営者などのことです。

これまで日本では、観光ビザなどを取得して来日し、観光の合間にテレワークをする訪日客がいましたが、最長で90日間の滞在に限られていました。

「さらに長く滞在したい」との要望を受けた入管庁は、「デジタルノマド」に6か月間の在留資格を与えると発表しました。

小泉法務大臣
「世界に3500万人いると聞いている。国際的なリモートワーカー、イノベーションをつくり出す源になる能力を持つ」

「デジタルノマド」は日本企業では働けず、あくまで外国企業から報酬などを得ることが在留の条件で、そのほかにも、滞在期間を含む1年間の収入が1000万円を超えることが求められています。

政府は来月にも新制度を始めることを目指しています。