◆第41回 全農 日本カーリング選手権大会 女子 予選2次リーグ
(札幌市・どうぎんカーリングスタジアム)

26年ミラノ・コルティナ冬季五輪の代表選考レース初戦、日本カーリング選手権は、1日から予選2次リーグが始まった。大会3連覇を狙う北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレは前回準優勝の強豪・SC軽井沢クラブとの初戦に挑んだ。

前回大会の決勝戦と同一カードということもあり、序盤はハイレベルな実力が拮抗する展開に。第1エンドから互いに2点を取り合い、第4エンド終了時のスコアは4対4。試合が動いたのは第5エンド。先攻・軽井沢クラブの最終8投目で、3つのストーンをサークル中心に集められ、一挙3失点のピンチを迎える。しかしここで、ロコ・ソラーレのスキップ・藤澤五月(32)が勝負強さを発揮。相手のストーンを正確に弾き出す好スローで1失点と最小失点に抑え、スコアを4対5とした。

第6エンド、ロコ・ソラーレは相手のミスにも助けられ3点を獲得。7対5と逆転するが、直後の第7エンド。軽井沢クラブのスキップ・上野美優(22)に最終8投目でストーン2つを弾くスーパーショットを放たれる。これで3点を奪われ、軽井沢クラブに7対8と逆転されてしまう。

8対9のビハインドで迎えた最終エンド。逆転を狙ったロコ・ソラーレだったが、第6投で軽井沢クラブのサード・金井亜翠香(22)に技ありのダブルテイクアウトを決められ勝負あり。8対10で接戦を落とした。ここまで1次予選では4戦全勝のロコ・ソラーレは、今大会初黒星となった。

予選2次リーグは6組中上位3組までが決勝トーナメントに進出できる(3位と2位で準決勝、1位はシードで決勝へ)。優勝チームは3月の世界選手権(スイス)への出場権を得る。