一度は避難所に行ったが、なじめず…

70代男性:「とたんがみんな外れているものだから、雨降れば家の中で雨漏りするし。バケツずっと並べてある」

危険と判定された住宅に住む70代の男性です。最初に男性を取材したのは先月10日でした。

記者:「地震のあとこの家に住んでいる?」
70代男性:「住んでいる、行くところがないもん。避難所行ったって休めるわけない」

住宅の外壁は剥がれ落ちています。男性は1人暮らし、家の中を見せてもらうと…。

部屋と部屋の間にすき間ができています。

男性:「これは向こうに外れて、こっちはこっちに外れて」
細橋記者:「家が傾いている?」
男性:「もちろん傾いている」

さらに…。

男性:「ここまで行かんがこれ。いかん」

男性は地震発生後、一度、避難所に行きましたが、なじめず、自宅に戻ったといいます。