山川穂高(32)の人的補償でソフトバンクから西武に移籍した甲斐野央(27)が1日、所沢市内の球団事務所で入団会見を行った。会見には松井稼頭央監督(48)がサプライズで登場。西武ファンからの寄せ書きも贈られ早速歓迎を受けた。
西武は「ファンの声援がものすごいものがある。すごい熱いチームだなと思っている」と甲斐野。「必要としてとっていただいたと思っていますし、いち早くファンの方と勝って喜びを分かち合いたい」と話した。
昨季は46試合に登板し、3勝1敗2セーブ8ホールド、勝率.750、防御率2.53をマーク。ルーキーイヤーの2019年に日本一を経験している右腕は「ユニホームに早く袖を通して早く野球をしたい」と前のめりだ。
西武では背番号「34」を背負う。「ふざけたこと言っちゃうかもしれないんですけど、“三振(さんしん=34)”っていう意味でもあるのかなと。僕ももちろん三振取りたいと思ってますし、獲れるようにもっとレベルアップしていきたい」とジョークを交えた。
会見の途中には、松井稼頭央監督(48)がサプライズで登場。移籍が決まってから初対面の監督の印象を聞かれると「改めて見るとイケメンやな」と笑いを取り、「もちろん胴上げしたい」と意気込んだ。
古巣ソフトバンクからは「寂しいっていう声があったんですけど、真剣勝負できるのがすごく楽しみって言ってくれた。いつもチームで一緒だった方々が敵になるって初めての経験ですけど、いい経験になりますし対戦するからにはしっかりおさえたい」と甲斐野。
西武の一員として「いちはやくチームに溶け込んで、シーズン優勝、日本一、本当になりたいと思っていますし、来てくれて良かったとおもってもらえるよう自分自身勝負していきたい」。新天地での活躍を誓った。
甲斐野は東洋大学から2018年ドラフト1位でソフトバンクに入団。2019年に行われた第2回プレミア12では日本代表に選出され、5試合の登板で無安打無失点と好投、日本の優勝に貢献した。
■甲斐野央(かいの ひろし)
1996年11月16日生まれ、兵庫出身 188cm・92kg 右投左打
東洋大姫路高~東洋大~2018年ドラフト1位で福岡ソフトバンクに入団。
通算成績は160試合に登板し7勝8敗11セーブ、41ホールド、防御率3.43。














