2月17日、4年ぶりに宝木争奪戦が復活する西大寺会陽です。裸の男たちが奪い合う「宝木」の原木を受け取る伝統の儀式「宝木取り」がきょう(1日)未明に行われました。

午前0時、9人の使者が西大寺観音院の仁王門から出発しました。

昔ながらの菅笠、手甲脚半に草履履きの使者たちは霧雨の降る夜道を提灯のあかりを頼りに、原木がある芥子山の無量寿院まで4キロほどの道のりを無言で歩きます。

一行は約40分かけて無量寿院に到着。住職の祈祷を受けた一対の宝木の原木が、挟箱に納められ、一行に授けられました。

原木は宝木として形が整えられ、2月17日の夜、4年ぶりに宝木争奪戦が復活する西大寺会陽で裸の群れに投げ込まれます。