福島県では去年、転出者が転入者を6500人あまり上回る「転出超過」だったことが、国の調査でわかりました。

総務省が30日に公表した「人口移動報告」によりますと、福島県では去年、県外への転出者が県内への転入者を6579人上回る「転出超過」でした。

県内で転出超過となるのは28年連続で、人口が流出する状況が続いています。一方、転出超過数は前の年よりも154人減り、その幅が縮小しました。

これについて県は、外国人の転入が拡大し、日本人の転出を上回ったことが要因だと分析しています。

ただ、若い世代を中心に、県外への流出は続いていて、県は引き続き、流出を防ぐ対策などをとることにしています。