山梨県の長崎幸太郎知事の資金管理団体が派閥からの現金1182万円を政治資金収支報告書に記載せず保管していた問題で、市民グループが30日、長崎知事と当時の会計責任者を政治資金規正法違反の疑いで甲府地検に刑事告発しました。

この問題は長崎知事の資金管理団体が2019年に自民党・二階派から受け取った現金1182万円を政治資金収支報告書に記載せず、およそ5年間事務所の金庫に保管していたものです。

山梨県 長崎幸太郎知事(20日 事務所での会見):
「志帥会からの指示を待っていたまま失念し今日まで事務所にて別途保管されたまま放置されていたものです」
問題発覚後、長崎知事は管理体制に問題はあったものの現金1182万円が裏金という指摘を否定しています。




長崎知事 (25日の知事定例会見):
「裏金の定義教えて下さい」「私たちは預り金的なものとして認識をしていた」「他人様のお金なのでこれまで手を付けず保管をしていた。したがって裏金ではありえないと考えています」

これに対して市民グループが30日、長崎知事と資金管理団体の当時の会計責任者に対して政治資金規正法の不記載罪、虚偽記載容疑にあたるとして甲府地検に刑事告発しました。


告発した市民グループの代表 山本大志さん:
「長崎知事が主導した事は明らかであり長崎知事と会計責任者との共謀、故意に基づく虚偽記載ないし不記載が成立する」

告発文で市民グループは「派閥からの現金の趣旨の説明がなかった」「確認を失念した」とする知事の説明は不自然、不合理だと指摘しました。

そのうえで仮に知事側が「預り金」と認識していたとしても現金で交付された以上収支報告書に記載する義務が生じるとしています。


告発した市民グループの代表 山本大志さん:
「渡された現金をその趣旨を問う事もなく受け取り、挙句の果てにその存在を忘れるなどということは通常起こりえない」
市民グループは捜査において徹底的な真相究明を求めるとしています。


告発した市民グループの代表 山本大志さん:
「訂正したから良いなどと受け取っている長崎知事は非常に順法意識がない。
政治資金を甘くみている。その点が一番問題じゃないか」
刑事告発された長崎知事は…



長崎知事:
「そういう方もいらっしゃるでしょうけど、説明会を開いて説明を尽くしている。それ以上のことは刑事告発がされたということですので、コメントを控えざるを得なくなってしまった」
告発が正式に受理されれば、検察が捜査に乗り出し、立件するか裁判にかけるかなどの判断を示すことになります。














