部活動の指導を教員から外部へと移していく「地域移行」を進めるための協議会が岡山県総社市で開かれました。去年5月から始まった合同部活動、その成果や課題も見えてきました。

3回目の開催となった総社市部活動地域移行推進協議会では、中学校の合同部活動開始からの進捗状況や今後の取組みについて話し合いました。

総社中と昭和中の合同部活動では「新しい友だちができた」や「人数が増えてうれしいが練習方法が違う」などの意見があった中、7割以上が「満足」「おおむね満足」と答え、バスケ部は対外試合に参加できる地域クラブとしての活動も始まりました。

(総社市教育部部活動地域移行推進室 平田壮太郎室長)「成果としてはまず、できるところから地域クラブ化ということで、やることができましたが、イメージできないというところもありますので、しっかりと説明のほうをしていきたい」

一方で、指導者へ支払う報酬や生徒の移動にかかる費用をどう賄っていくのかといった課題も改めて見えてきました。片岡市長は今後、企業などに活動資金とともに人の支援も依頼できればと述べました。

(片岡聡一総社市長)「子供の夢のために、あるいは教職員の方々の働き方改革のために全力を尽くしていきたいと思ってます」

総社市は今後、休日のみで実施している部活動の地域移行を平日にも拡大できるよう取り組むということです。