岩手県陸前高田市の小学生が30日、気仙地方の特産品として親しまれる「椿油」の製造工程を見学し、地域の産業への理解を深めました。

陸前高田市で1955年から椿油を製造する石川製油を訪れたのは、広田小学校の4年生13人です。
児童は石川秀一社長からツバキの実を搾って油にするまでの工程を聞いた後、機械に実を入れる作業を体験しました。
広田小学校は毎年児童が学校周辺のツバキで実を集め、石川製油で椿油にして販売し、収益を社会福祉活動に寄附しています。去年は7万6000円あまりを高齢者施設に贈りました。
児童は一日に油を搾る回数や一度の作業にかかる時間などを質問して、ふるさと特産の椿油について理解を深めていました。