中国の国政助言機関である「政治協商会議」は、中国ロケット技術研究院の元院長の政治協商委員資格をはく奪することを決めました。中国軍では「ロケット軍」の関係者の処分が相次いでおり、その一環とみられています。

中国国営の中央テレビによりますと、資格をはく奪されたのは「政治協商会議」の委員で中国ロケット技術研究院の王小軍元院長です。

王氏は、長年、ロケット開発に携わり中国の国産ロケット「長征7号」の総指揮官も務めていました。

処分の理由は明らかにされていませんが、去年12月に、中国軍で核ミサイルの運用を担当する「ロケット軍」の元指揮官ら軍の高官9人が、全人代=全国人民代表大会の代表職を解任されたほか、軍需企業の幹部も政治協商会議の役職をはく奪されるなど、処分が相次いでおり、その一環とみられます。

中国軍では去年10月に解任された李尚福前国防相も装備品調達をめぐる汚職に関与した疑いが指摘されていて、「ロケット軍」をめぐる一連の処分も汚職に関連したものではないか、と取りざたされています。