そして27日午後8時15分ごろ、警察は、今治市に隣接する西条市内で、次女を発見し無事確保。この時、次女は「直前まで男と一緒にいた」旨を話していました。

次女の発見から約3時間後、警察は、同じ西条市内で、自称会社員の榊原正道容疑者(34)を逮捕。容疑は、26日午後5時20分ごろ、冨田さんの住宅近くの路上で、冨田さんの次女(35)の体を抱え込み、腕を引っ張るなどの暴行を加えた疑いで、容疑を認めているということです。

次女は、榊原容疑者と交際していた去年11月「髪を引っ張られるなどの暴行を受けた。別れ話を繰り返しているが応じてくれず困っている」などと警察に相談していました。当時、次女は処罰は求めず「警察に把握しておいてほしい」という意向を示したことから、警察は、危険を感じるなどした場合は躊躇なく110番するよう伝えたということです。

近所の人も次女の異変に気付いていました。
住民
「暗い感じはした。ちょっと会っても顔を下向けるような感じ。前は率先して挨拶してくれたけど最近はなかった」

29日午後、今治警察署から検察庁へと身柄を移された榊原容疑者。

警察は、殺害発覚と暴行の発生時間も近いことから、榊原容疑者が冨田さんの殺害にも関与しているとみて、捜査しています。