感染者の増加を受け、山梨県は7月16日から県内86の薬局で無料の抗原検査を始めると発表しました。
一方、飲食店の時短営業などの行動制限は求めない方針です。

これは長崎知事が15日臨時で記者会見を行い発表したものです。
抗原検査は県内86の薬局で無料で受けることができ、対象は感染の不安がある無症状の県民です。

期間は7月16日から8月31日までです。
山梨県 長崎幸太郎知事:
お盆を含む夏休み期間中、帰省や旅行などでお出かけする機会も多くなると思うが、少しでも不安のある方は近くの薬局で検査を受けてもらい、陽性になったら速やかに受診してほしい。

県内の病床使用率は24.2%となっていて、長崎知事はこの割合から「行動制限をかける必要はない」としました。
そして16日からの3連休は場面に応じたマスク着用や換気の実施など基本的な感染対策を徹底し、会食する場合はグリーン・ゾーン認証施設を利用するよう呼びかけました。

そのグリーン・ゾーンを受けた飲食店117件を県が点検したところ、7%以上でパーティションの適切な設置が行われていないなど改善指導が必要で、県は注意喚起や感染防止対策の確認をしたということです。