地域の産業を学ぶ岩手県大船渡市の中学生が29日、「早採りワカメ」を刈り取る「早刈り」の作業に挑戦しました。

漁港から1キロほど沖合にあるワカメの養殖棚に向かったのは、大船渡市立末崎中学校の1年生19人です。本格的な刈り取りが始まるのは、来月下旬から3月にかけてですが、29日はそれを前に成長が遅い物を間引く「早刈り」が行われました。この間引いたワカメが「早採りワカメ」と呼ばれるものです。生徒たちは地元の漁家に教わりながら作業に精を出しました。末崎中学校のワカメ養殖の一連の流れを体験する総合学習は、来年の大船渡中学校との統合に伴い終了します。生徒たちは今後、本格的な刈り取りにも挑戦し、収穫されたワカメは塩蔵わかめにして今年の秋に盛岡市で販売する予定です。