大阪国際マラソンで快挙です。天満屋の前田穂南選手が日本新記録を叩き出して2位に入り、パリ五輪女子マラソン代表の座を大きく引き寄せました。
(号砲)
風もなく絶好のコンディションの中スタートしたレースは速いペースで進みます。パリ五輪代表の残り1枠をかけた大一番。前田穂南選手は序盤からトップグループに入り機会をうかがいます。パリへの切符はこの大会か、3月の名古屋ウィメンズマラソンで選考基準のタイム2時間21分41秒以内で走り、最も速かった選手に与えられます。
レースを動かしたのは前田選手でした。20キロを過ぎたところで1人抜け出しトップを独走します。30キロを過ぎてエチオピアのエデサ選手にトップを譲りますが、前田選手は粘り強い驚異の走りを見せ、2時間18分59秒と2005年以来19年ぶりに日本記録を更新し、日本人最高位の2位でフィニッシュしました。
(前田穂南選手(天満屋))「たくさんの応援の力ですごい元気をもらって最後まで走り切ることができました。応援ありがとうございました。今回は日本記録更新を狙っていたのですごくうれしいです」
パリ五輪代表の座を自らの力で大きく手繰り寄せた前田穂南選手。3月の名古屋の結果を待つことになります。