ハンドボール男子のアジア選手権は26日(日本時間)、バーレーンのイサタウンで決勝が行われ、日本代表(彗星JAPAN)は大会5連覇中の王者カタールに24‐30で敗れ、1979年以来45年ぶりの優勝とはならなかった。
試合は開始早々、34歳のベテラン渡部、エース部井久(べいぐ・24)の連続得点など上々の滑り出しとなる。そのまま日本のペースにしたいところだったが、王者カタールの猛攻で7連続失点を許し、流れを一気に譲ってしまう展開に。
その後、日本は吉田(22、フランス/ダンケルク)の連続得点などで応戦するが、序盤の悪い流れを断ち切ることは出来ず11-17の6点ビハインドで前半を折り返す。
後半も終始、カタールの力強いミドルシュートと高度なパス回しに対応することが出来ず、24‐30で敗れた。それでも、日本は2004年大会以来、20年ぶりの準優勝となった。
若手選手も多く代表メンバーに選出された今大会。一部主力選手も欠くなかで、チーム一丸で全員がそれぞれの個性を試合で発揮し、去年9月のアジア競技大会では1勝も出来なかった中東勢を次々と撃破した。惜しくも優勝は逃したものの、選手全員が試合経験を培えたこと、格上とされる中東勢に勝利して得られた自信は、大きな収穫となっただろう。男子代表は、7月のパリ五輪で史上初の予選ラウンド突破を目指す。前回の東京五輪では自国開催によりソウル五輪以来8大会ぶりに五輪の舞台に立ったが、予選敗退の11位だった。
■ダグル・シグルドソン日本代表監督
「相手がとてもいい試合をしたので難しい展開となった。2位という結果を得たことに満足している。特に準決勝で開催国のバーレーンを破ったことは誇るべき結果だ。私は日本がアジアNo.1チームだと思っている。この日本の選手たちで五輪に向けて準備を進めていきたい」
【アジア選手権 男子 日本戦の全日程(日本時間)】
・予選ラウンド
1月11日 日本 29-25 サウジアラビア
1月13日 日本 28-28 イラク
1月15日 日本 59-11 インド
・メインラウンド
1月18日 日本 25-23 イラン
1月19日 日本 29-26 UAE
1月21日 日本 28-28 カタール
・決勝トーナメント
準決勝 1月24日 日本 20-17 バーレーン
決勝 1月26日 日本24 -30カタール
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【日本代表今後の日程】
2024年7月7月26日~8月11日 第33回オリンピック競技大会
2024年4月4月8日~4月14日 パリ五輪女子世界最終予選














