鳥取海上保安署は26日、鳥取県鳥取市の伏野海岸に、北朝鮮の木造船の一部とみられる木片が漂着しているのが見つかったと発表しました。

発表によると、26日午前7時35分ごろ、市民から「鳥取市伏野海岸に木片が漂着している」との通報を受け、職員が現場を確認したところ、木片を見つけました。

また、周辺を調査したところ、この木片に関連すると思われる別の木片も発見したということです。

最初に発見した木片の大きさは、全長約4.2メートル、最大幅約70センチ、厚さ約3センチ。船の船首部分とみられ、腐食や浸水を防ぐコールタールとみられる液体が塗られていて、数字の記載があったということです。

また、もう1つの木片は、全長約3.5メートル、最大幅約50センチ、厚さ約3センチ。船の船底部分とみられ、コールタールとみられる液体が塗られていて、文字や数字の記載はなかったということです。

鳥取海上保安署は、板の並べ方やコールタールとみられる液体が塗られていることから、木片は北朝鮮の船の可能性が高いとみています。

鳥取海上保安署は、漂着・漂流する木片には釘などの突起物があり危険なため、上に乗ったり触ったりしないよう呼び掛けています。