岩手県奥州市衣川地区の小学校で26日、児童が小正月の伝統行事「みずきならし」を体験し、地域の文化への理解を深めました。

体験会が行われたのは奥州市衣川の衣里小学校です。地域に伝わる小正月の伝統行事「みずきならし」は、みずき餅を作って木に飾り付けることで五穀豊穣や家内安全を祈願するものです。
体験会はJA岩手ふるさとが毎年行っているもので、コロナ禍前は餅つきとついた餅の試食が行われてきましたが、現在は餅つきと飾りつけのみが行われています。
26日は1年生と2年生の児童25人が参加し、大人の手本を見ながら小さくちぎった餅を木に飾りつけました。

(児童)
「ママの餃子が食べたいってお願いしました」
「いつも元気に学校に来られますようにとお願いしました」
「算数が好きになれますようにとお願いしました」
「大人になったらいい車が買えますように」

参加した子どもたちはそれぞれの願いがかなうように思いを込めながら飾りつけを行い、地域に伝わる文化への理解を深めていました。