25日午後、伊江島でパラシュート降下訓練を行っていたアメリカ兵3人が基地の外に着地しました。アメリカ軍は“伊江島の基地の滑走路の状態が悪い”ということで先月から「例外的に」嘉手納基地で訓練を実施していて、軍の説明に矛盾が生じています。

伊江村などによりますと、1月25日午後1時45分ごろ、伊江島でパラシュート降下訓練中のアメリカ軍の兵士3人が、基地のフェンスから200メートルほど離れた牧草地と畑、農道の3か所にそれぞれ着地しました。
この件で、けが人はいませんでした。
アメリカ軍のパラシュート降下訓練は、SACOの最終報告で伊江島補助飛行場で実施することが日米間で合意されていますが、アメリカ軍は伊江島補助飛行場の滑走路の状態が悪いことを理由に、先月と今月19日に「例外」として、嘉手納基地で降下訓練を実施しています。

今回の降下訓練は状態が悪く使えないとしていた伊江島補助飛行場で実施されていて、アメリカ軍の説明に矛盾が生じています。