■天皇杯・皇后杯 全日本卓球選手権大会 第5日(26日、東京体育館)
パリ五輪の最終選考を兼ねる全日本卓球は、女子シングルス6回戦(16強)が行われ、平野美宇(23、木下グループ)が大藤沙月(19、ミキハウス)にゲームカウント4-0でストレートで勝利。明日27日の準々決勝進出を決めた。
逆転での代表権獲得を目指す伊藤美誠(23・スターツ)が6回戦で敗れたため、平野がシングルスの2枠目を手にした。
試合後、「素直にうれしい」と笑顔をみせた平野はシングルス代表獲得について「東京五輪の時は全日本で優勝したり、国際大会で優勝したが3位だった。今回もその状況にならないように諦めないでやって来たので、自分を褒めたい」と喜びをかみしめた。さらに「人間的にも成長したし、一つ乗り越えたなと思う。シングルスに出場するからには中国選手に勝ってメダルを取りたい」と力強く語った。
今大会は優勝:120点、準優勝:100点、ベスト4:80点、ベスト8:50点、ベスト16(6回戦敗退):20点、ベスト32(5回戦敗退):10点が付与される。大会前時点で平野が34.5ポイント差とリード。選考ポイントでトップの早田ひな(23・日本生命)が1枠目を確実にしている中、平野の2位が決定的となった。
東京五輪は団体での出場となった平野は、悲願のシングルスでの出場権をつかみパリでの大舞台に挑む。伊藤は初戦の4回戦からフルゲームマッチの大接戦が続き、6回戦はフルゲームの末、木村香純(24・トップおとめピンポンズ名古屋)に敗れ無念の敗退となった。














