大手自動車メーカー「ホンダ」の労働組合が今年の春闘で、総額でひと月あたり2万円の賃上げを要求する方針を固めました。32年ぶりの高い水準です。
ホンダの労働組合によりますと、今年の春闘で、基本給を引き上げるベースアップと定期昇給分をあわせて、総額でひと月あたり2万円の賃上げを要求する方針を固めたということです。
1992年以来、32年ぶりの高い水準の要求で、過去最高だった去年の妥結額を1000円上回ります。
また、ボーナスにあたる一時金については、過去最高となる月給の7.1か月分を求めるということです。
ホンダの労働組合は今回の方針について「物価が依然として高い水準で推移していることや、自動車産業が電動化へシフトするなかで、組合員の士気を高めることが狙いだ」と説明しています。
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