岩手県の県央保健所管内と一関保健所管内、宮古保健所管内の3つの教育・保育施設で感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員の計87人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は41件(前年同時期56件)です。

県によりますと、県央保健所管内の園児223人が在籍する教育・保育施設で1月4日から23日にかけて、園児27人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、症状のある6人からノロウイルスが検出されました。
一関保健所管内の園児163人が在籍する教育・保育施設では1月7日から24日にかけて、園児31人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、症状のある3人からノロウイルスとサポウイルスが検出されました。
宮古保健所館内の園児84人が在籍する教育・保育施設で1月15日から23日にかけて、園児28人と職員1人の計29人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。検査の結果、症状のある5人からノロウイルスが検出されました。
3つの施設とも重症者の報告はなく、症状のある人はいずれも回復傾向にあるということです。