岩手県の新年度当初予算案の編成に向けた知事査定が25日終わりました。7300億円程度とする予算総額は9年連続の減少です。

(達増知事)
「希望郷いわてのその先へ歩みを進めるための、新機軸の施策を盛り込んだ予算として編成しました」

知事査定を終えたのに合わせて25日取材に応じた達増知事は、新年度の一般会計当初予算案の総額について「7300億円程度になる」と述べました。
これは今年度当初予算をおよそ400億円下回っていて、減少は9年連続です。
今回の減少の主な要因は、新型コロナ対策の縮小によるものです。
政策の重点としている「人口減少」や「デジタル変革」、「環境保護と産業発展の両立」、「安全安心なまちづくり」の4分野に合わせて800億円程度をあてる考えです。
一方で震災対応分は今年度当初より100億円ほど少ないおよそ300億円です。

(達増知事)
「今年度予算は県政史上最高の予算と言ってきたがさらに付け加えられて新たに最高を更新する」

予算案の概要は2月上旬に公表され、県議会2月定例会で提案されます。