電子部品大手のTDKが岩手県北上市にある工場の敷地内に建設していた新たな製造棟が25日、完成しました。4月から本格稼働予定で世界的に需要が高まっている電気自動車部品の生産体制を強化します。

新製造棟が完成したのは北上市和賀町にあるTDKエレクトロニクスファクトリーズ北上工場です。
25日は関係者およそ100人が出席して竣工式が行われました。
新製造棟は4階建てで延べ床面積はおよそ3万3000平方メートル。電気自動車を始めとする車載用の電子部品=積層セラミックコンデンサを生産します。
過去最大規模のおよそ500億円を投資した新製造棟の完成により生産能力は2倍となり、従業員も400人増え1500人となります。

(TDK電子部品ビジネスカンパニーCEO 生嶋太郎執行役員)
「(価格)競争に巻き込まれることなく勝ちながら、高い信頼性のものを高いバリューで世の中にお届けしたいと考えております」

新製造棟は4月に本格稼働予定です。