岩手の冬の風物詩として毎年多くのファンが楽しむ湖での「氷上ワカサギ釣り」ですが、その人気スポットの一つ、一戸町奥中山地区にある大志田ダム・通称「菜魚湖(ななこ)」は今シーズンのワカサギ釣りが中止となりました。

管理する上馬淵川漁業協同組合が発表したもので、25日、氷の厚さを調査したところ基準値(15センチ以上)を下回る平均10センチほどしかなく、今後も基準値を上回る見通しが立たないということです。
漁協は暖冬の影響とみていて、「解禁する方向で準備を進めていたが残念。苦渋の決断だった」としています。

昨シーズンはおよそ6500人が訪れ賑わいを見せた大志田ダム(菜魚湖)の氷上ワカサギ釣りですが、中止は2008年の漁協による開始以来初めてです。