長崎県内での新型コロナの感染報告数は1医療機関あたり12.97となり、4週続けて増加しました。またインフルエンザ患者数も増加し、県全体として9週連続での警報レベルです。

長崎県は25日、感染症発生動向調査速報を発表しました。

新型コロナ4週連続増加で昨年9月並み

それによりますと1月15日(月)から1月21日(日)の1週間に、県内70の医療機関から報告があった新型コロナウイルス感染症患者は908人で、前週より145人多く、定点当たりの報告数は12.97でした。

4週続けて増加しており、ほぼ4か月前の昨年9月18日からの週の報告数《12.29》程度まで増加しています。

地区別では、県北地区で20.50、県央地区で16.09、長崎地区で15.18など他の地区より多くなっています。

インフルエンザ増加し 9週連続で警報レベル

また同じ期間のインフルエンザの報告数は1,372人で、前の週より増加し、定点当たりの報告数は19.60となりました。

警報レベル終息基準値「10」を上回っており、9週続けて警報レベルを超えた状態が継続しています。

地区別にみると、県北地区(30.00)、県央地区(26.82)、壱岐地区(25.33)、対馬地区(25.00)、県南地区(21.38)、長崎地区(20.12)、上五島地区(17.67)は、警報レベルのままです。

県では場面に応じたマスクの着用や手洗い、換気、三密の回避などの基本的な感染対策に努めるよう呼びかけています。