岩手県の県央保健所管内にある2つの教育・保育施設でノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員合わせて42人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度岩手県内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は38件(去年同時期50件)です。

岩手県によりますと、県央保健所管内の園児86人が在籍する教育・保育施設で、1月9日から19日にかけて0歳児から5歳児までの園児17人と職員1人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。重症者の報告はなく、現在はいずれも回復傾向にあるということです。検査の結果、症状のある5人からノロウイルスが検出されました。
また、園児141人が在籍する別の教育・保育施設で、1月15日から19日にかけて0歳児から5歳児までの園児22人と職員2人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。重症者の報告はなく、いずれも回復傾向にあるということです。検査の結果、症状のある6人からノロウイルスが検出されました。