これからの季節、夜空を彩る花火。
<尾崎文哉ディレクター>
「あなたの足元を彩るこちらが今日のしずおか産です」
今回のしずおか産は「tatami張下駄」です。板には畳を張っていて、デザインに凝ったつくりになっています。
<水鳥工業 山内久実広報>
「もともとジーンズに合う下駄をコンセプトにやっているので、普段使いしやすいことは重要視している」
浴衣はもちろんのこと、ジーンズにも合い、普段の生活になじむデザインになっています。
「tatami張下駄」は、静岡市の工場でつくっています。
<水鳥工業 山内久実広報>
「こちらで下駄を作っています。一点一点、数量は多く作れないが丁寧に作っている」
「tatami張下駄」を作る水鳥工業は、1937年創業の下駄メーカーです。近年では、おしゃれなデザインの現代風な下駄を多く作っています。そのバリエーションはおよそ100種類。デザインにこだわるのには、ある理由がありました。
<水鳥工業 山内久実広報>
「洋服のスタイルが変わるに伴って下駄の需要はどんどん減ってきている。下駄は静岡の地場産業でもあり、日本の大事な履物文化でもある。大切なのは皆さんのライフスタイルに合わせる履物であるということなので、合わせやすさ、デザイン性も重要視しながら作っている」
現代風な下駄の一つである「茶人」という商品には、静岡産のヒノキを使っています。静岡産のヒノキは、木目が美しいのが特徴ですが、木材を加工する中で製品にできない個性的な柄も出てしまうといいます。
<水鳥工業 山内久実広報>
「木目も好みがあるので、好みによってなかなか製品化できないものもありまして。大切な天然資源を破棄するのを防ぐために畳を張ることで本来の素材を生かしながら新たな価値を生み出すことを大切に企画した商品」
焼津市にある松葉畳店です。雑貨やインテリアの製作にも力を入れ、畳の魅力を発信しているこちらの畳店が素材を提供しています。
<松葉畳店 伊藤知美さん>
「履物から畳の心地よさを知ってもらうことはいいんじゃないかと思っていた時に水鳥工業さんと出会って、住宅の欧米化によって、畳の部屋が減ってきてしまっているので、日本のいいものを残すっていう意味では、今回のコラボレーションで皆さんに知っていただくきっかけになればいいと思っている」
下駄に張ることによって、畳の良さが発揮されると山内さんは言います。
<水鳥工業 山内久実広報>
「もともと、い草自体が肌触りがよく、湿度の調整効果があるので、よりサラッと履いていただける」
実際に履いてみると…。
<尾崎ディレクター>
「すごく気持ちいい。サラッと履けるので、夏でも履きやすい」
<水鳥工業 山内久実広報>
「暑い夏にはすごくオススメ」
この「tatami張下駄」には、モノづくりへの思いを込めています。
<水鳥工業 山内久実広報>
「畳と下駄という、両方とも大切な日本の文化なので、その二つをどうにか次世代に残していきたい。大切な文化として継承していきたいという思いを込めて企画した。ぜひサンダルやスニーカーと同じ感覚で、日常的にお出かけの時などに履いていただきたいと思っている」
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