この冬一番の寒気の影響で高知県内では23日夜から雪となりました。西部では、引き続き夕方にかけて山地を中心に大雪となる見込みで積雪や路面の凍結による交通障害に注意が必要です。
24日朝7時半ごろ、四万十市の、通称=赤鉄橋。走行する車の屋根には雪が積もり、道行く人たちも、雪道を慎重に歩いていました。

四国地方の上空には強い寒気が流れ込み、強い冬型の気圧配置となっていて、県内では23日夕方以降、中部や西部で雪となりました。四万十市も一面の銀世界。登校前の子どもが大喜びで遊ぶ姿や、寒さにふるえながら、職場へと向かう人たちの姿が見られました。


「すごく寒い…いつも車で行ってるんですけど、歩いていかないといけないので大変です」
越知町、佐川町、中土佐町には、23日夜、一時的に大雪警報が発表されました(現在は解除)。雪による被害の情報は入っていませんが現在も、県西部に大雪注意報や風雪注意報が発表されています。
高知市でも23日夜は雪が舞い、高知地方気象台は「初雪を観測した」と発表しました。平年より33日、去年より32日遅い観測です。

交通機関にも影響が出ました。JR土讃線は午前中、上りと下り合わせて、普通列車4本が運休となりました。また、四万十町金上野から黒潮町拳ノ川までの片坂バイパスは、午前2時40分から午前10時10分まで、通行止めとなりました。

高知地方気象台によりますと、午前9時の時点で津野町高野では、32センチの積雪を観測しています。25日正午までに予想される12時間降雪量は、いずれも多い所で、県西部の山地で5センチとなっています。

県西部では夕方にかけて山地を中心に大雪となる見込みで気象台は引き続き積雪や路面の凍結による交通障害に注意するよう呼びかけています。