島根県松江市内などを走る一畑バスのうち4つの路線は運転手不足を主な理由に今年9月末で廃止の計画ですが、松江市は23日コミュニティバスで代替するなどの対策を明らかにしました。
松江市 上定昭仁 市長
「できる限り通学の利便性を確保する観点から考えていきたい」
一畑バスが廃止する方針を示しているのは、松江市中心部を発着して市の郊外や雲南市、安来市に伸びる4つの路線です。
県立高校などへの通学手段として中学生の進路選択に影響することから市長が出願に間に合うよう代替策を提示するとしていました。
それによると松江市島根町へのマリンプラザ線は一部減便するものの一畑バスが運行を継続します。
一方、松江市鹿島町への御津線と雲南市大東町への大東線は新たなコミュニティバスに置き換え、3路線とも別の路線に接続する所まで運行します。
また、安来市西部への荒島線は松江市営バスと安来市のイエローバスとの接続改善で対応します。
ダイヤや運行本数の詳細はこれから詰めることになりますが、いずれも市中心部には乗り継ぎが前提で、通しの運賃が高くなる可能性があるとしています。