普天間基地の辺野古への移設をめぐり、今月10日から始まった大浦湾側での工事について、県は事前協議の対象にあたるとして沖縄防衛局に協議が整うまでの間、工事を中断するよう求めました。

移設工事をめぐる工事前の県と沖縄防衛局の協議は、2013年に当時の仲井真知事が埋め立てを承認した際、県が「留意事項」で求めたものです。


沖縄防衛局は去年9月、大浦湾側の工事に向け県に対し協議書を提出していますが、海上ヤードの設置については協議の「対象外」として今月10日、工事に着手しました。

これについて県は23日、海上ヤードの設置工事は事前協議の対象だとして、沖縄防衛局に対し協議を求める文書を郵送しました。

県は「工事は水質汚染の状況などを確認する、環境保全対策の事前協議の対象にあたる」とし、協議が整うまでの間工事を中止するよう求めています。