国連の安全保障理事会でウクライナ情勢をめぐる協議が行われ、出席したロシアのラブロフ外相は、ウクライナに武器の供与などを行う西側諸国の対応を改めて批判しました。

ラブロフ外相が国連本部を訪れるのは去年9月の国連総会以来で、22日に開かれた安保理の会合では、「アメリカをはじめとする西側諸国がウクライナを支援するのは、経済的な利益を得るためだ」などと主張。

これに対し、ウクライナのキスリツァ国連大使は、「ロシアは前日にも、100以上のウクライナの町を攻撃したばかりだ」と非難しました。

また、アメリカや日本などは、「ロシアはウクライナ侵攻から目をそらすため会議の開催を呼びかけた」と批判したほか、会合の前には47の国と地域が同様の主張でロシアを非難する共同声明を発表しています。