多くの中国人が国内外を旅行する「春節」を来月に控え、観光立国タイでは、コロナ禍で減った観光客を呼び込むため、伝統のあのスポーツに期待が高まっています。
1月でも最高気温が30度を超えるタイの首都・バンコク。多くの外国人が観光に訪れています。
カナダからの観光客
「タイの屋台のご飯がもう全部好き、最高においしいです」
しかし、土産物店からはこんな声が…
土産物店の店員
「(中国人観光客が)少ないですね、コロナ前と全然違います」
海外からでは最も多かった中国人観光客がコロナ禍を経て、3分の1以下に激減。外国人観光客全体でも1000万人以上減っていて、コロナ禍前の水準に戻っていないのです。観光大国・タイにとって海外からの観光収入は経済の生命線。その回復を狙って、タイ政府がいま検討しているという「切り札」があるといいます。
記者
「外国人観光客にタイにもっともっと来てほしい。そのためにタイ政府が目を付けたのが国技、ムエタイです」
世界的にも知られる、タイ式キックボクシング・ムエタイに特化した新たな「ムエタイビザ」発給の計画。ムエタイを学びたい外国人を呼び込む狙いです。
通常の観光ビザの場合、滞在できる期間は最大60日。
一方、この「ムエタイビザ」では、政府指定のジムで専用のコースを受講することを条件に、最大90日の滞在が可能になるといいます。こちらのジムもその1つ。記者も練習を体験してみました。かなりハードながら、本格的に技術が学べる内容です。
インドネシアから来た人
「ほかのどの国と比べても(タイは)レベルが全然違うと思います」
「ムエタイビザ」の計画について聞いてみると…
ジムに通う日本人
「本場で学べるというか、練習できるとなると、かなり魅力的だと思います」
ジムに通う外国人
「外国人を呼び込んでお金を使ってもらういい方法だね。タイ経済にも良い影響が出ると思う」
ジムのコーチ
「このビザはいい反応があると思います。すでに問い合わせも来ています」
本場で学べるムエタイの魅力は新たに外国人をタイに呼び込む“必殺技”となるのでしょうか?
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