言葉の持つ力について考える市民フォーラムが20日、熊本市で開かれました。

このフォーラムは済生会熊本病院が、1月27日と28日に全国済生会の医療従事者3000人が参加する学会が開催されることを記念して行ったものです。

フォーラムでは、コミュニケーション論の第一人者で「声に出して読みたい日本語」など多くの著作で知られる明治大学の齋藤 孝(さいとう・たかし)教授が「未来を創る言葉の力」と題して講演しました。

齋藤教授は「言葉が人の精神をつくり、精神が心を支える。名文を音読することによって、その言葉が胸に深く刻まれ自分を勇気づける」などと語りました。

この後、全国済生会の潮谷義子(しおたに・よしこ)会長や済生会熊本病院の中尾浩一(なかお・こういち)院長も加わり、言葉のリーダーシップについて意見が交わされ、集まった人たちは言葉との向き合い方について理解を深めていました。