内閣府が去年行った世論調査によりますと、韓国との関係が「良い」と考えている人がおととしより大幅に増えた一方で、ロシアや中国については過去もっとも厳しい結果となりました。

おととし5月に就任した韓国の尹大統領は、日本との関係改善に意欲を見せていますが、今回の調査で韓国との関係について聞いたところ、「良好だと思う」という答えがおととしの調査から17.8ポイント増えて46.1ポイントでした。

その一方で、ウクライナへの侵攻を続けるロシアとの関係については、「良好だと思わない」が93.5ポイント、海洋進出や日本の水産物の禁輸など様々な対立を抱える中国に、「親しみを感じない」が86.7ポイントでした。

調査方法が違うため単純な比較はできませんが、ロシアと中国に対する厳しい見方が調査の開始以来最も高い割合となっています。