■大相撲初場所・6日目(19日・両国国技館)

前頭7枚目・朝乃山(29)が無傷の6連勝で単独首位に立った。大関取りに挑む関脇・琴ノ若(26)は前頭筆頭の若元春(30)に押し出しで敗れ、6日目で初黒星を喫した。これで上位陣で無敗がいなくなり、朝乃山が幕内で唯一の全勝をキープ。

朝乃山は前頭5枚目・錦木(33)を得意の右四つから上手を取れずに巻き返し、土俵際に攻め込まれたが最後は下手投げで制した。初日からの6連勝は昨年の夏場所以来。取組後は首を傾げる仕草もみられたが、無傷の6連勝で三役復帰に向け中盤戦も好スタートを切った。

先場所優勝で綱取りがかかる大関・霧島(27)は前頭3枚目・豪ノ山(25)を寄り切りで下し、横綱・照ノ富士(32)とともに1敗を守った。大関・豊昇龍(24)は阿炎に引き落としで敗れ2連敗。

6日目を終え、全勝の朝乃山を1敗で照ノ富士、琴ノ若、霧島ら7力士が追う展開となった。7日目は朝乃山が明生、琴ノ若は竜電と対戦する。

【全勝】
朝乃山
【1敗】
照ノ富士、霧島、琴ノ若、王鵬、阿武咲、琴勝峰、大の里