うるま市の県道地下にある水道管から水が漏れ出している問題で、県企業局は別の場所でも不具合が見つかったとして、復旧作業を中断し修繕方法を検討しています。

県企業局 松田了局長
「県民の皆様、市町村の皆さま、事業者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしました。心よりお詫び申し上げます」

この問題はうるま市の県道75号線の地下を通る「導水管」と呼ばれる浄水場をつなぐ水道管に、直径およそ4センチの穴が開き現在も、1時間に推定で10トンの水が漏れ出しているものです。

導水管を管理する県企業局は、食品メーカーなど事業者向けの工業用水の供給を止め、18日午後5時ごろから穴をふさぐ工事を始めましたが、別の場所でも不具合が見つかったため、18日午後11時前に作業を休止しました。

修繕のためには導水管の中から水を抜く必要がありますが、上流のバルブでも不具合が生じているとみられ、水が流れ続けうまく排水できなかったということです。

さらに上流のバルブを閉じて工事を行うか、バルブを閉じずに作業ができないかなど県は修繕方法の検討を急いでいます。