能登半島地震の発生からきょう(19日)で19日目です。岡山県は、能登半島と同じ断層型地震を想定した訓練を県内の市町村などと行いました。

「鏡野町余川地区、家屋倒壊で2名が下敷きになっています」

訓練は岡山県北部を震源とするM7.2規模の断層型地震が発生し、真庭市で震度7を観測したとの想定で行われました。

岡山県や27市町村、消防など関係機関の合わせて約610人が参加し、このうち真庭市では地元の自主防災組織のメンバーらも訓練に加わりました。

避難所に集まり段ボールベッドを制作したほか、

プロパンガスで稼働する発電機を動かすなど、地域住民自ら避難所運営の手順を確認しました。

(参加した市民)「訓練を継続していくことが大事だと思います。繰り返し繰り返し」

元日に発生した能登半島地震では道路が寸断。集落の孤立も発生しています。今回の訓練では同様の被害を想定して災害対応能力の向上を目指したということです。

(伊原木隆太岡山県知事)「能登半島地震を受けて非常に重要性があらためて注目されていると感じています。起きた時に適切な対応がとれるようしっかり訓練していきたいと思います」

能登半島地震の教訓を生かそうと行われた今回の訓練。岡山県では今後も自治体との連携を強化したいとしています。