街の人に話を聞いてみると、裏声が出る・出ないは人によって様々ですが、自信をもって得意!という人は少ない様子でした。

実際に、米子市内にあるボイストレーニングを行っている教室でも、裏声を使うのが苦手という受講生が多いと言います。

ヤマハパルス米子楽器社 遠藤亮幸インストラクター
「特に男性の方は苦手という方が結構多いです。一つはまず、裏声というものが分からないという人と、あとは出せるんだけどかすれちゃう人、その辺りが一番多いんじゃないかと思います」

裏声の出し方自体が分からない、しかしボイストレーニングに通うほどでは…という人は、1人で考えるのではなく、裏声が出せる友人などに歌を聞いてもらうのが良いそうです。

そして、特に悩みとして多いのは、歌う時の「実声」、いわゆる地声と裏声の境目あたりで裏声がかすれる場合とのこと。
この原因は一体何なのでしょうか?

ヤマハパルス米子楽器社 遠藤亮幸インストラクター
「『実声』と『裏声』って結構息の量が違うんですよ。
ざっくり言いますと、裏声は実声の約2倍の息の量が使われていて、原因としては多分そのバランスがうまくいってないんだと思います。
裏声に行くといきなり息の量が増えちゃうので、自分が思っている音程よりも全然違うところに行ったりとか、勢いがついてしまってすごい高いとこまで飛んじゃったりとかあると思います」