長崎県佐世保市の高齢の男性が、パソコンのウイルス感染の修理名目で134万円分の電子マネーの利用権を騙し取られました。警察がニセ電話詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは長崎県佐世保市に住むアルバイトの男性(70代)です。

警察によりますと、今月5日、男性のパソコン画面に「トロイの木馬に感染した」という警告メッセージと電話番号が表示されました。

男性がその番号に電話すると、パソコンの修理業者を名乗る男から片言の日本語で「修理には2種類あり、5年補償で4万円、無期限補償で6万円がかかります」
「電子マネーでの支払いになりますので、近くのコンビニで買ってきてください」
「支払いが終わるまでは電話は切らず、パソコンも電源を切らないでください」などと言われました。

男性はこの話を信じ、15回にわたってあわせて134万円分の電子マネーを購入し、男にIDを伝え利用権を騙し取られたということです。

警察はニセ電話詐欺事件として捜査するとともに「お金や電子マネーの支払いの話をされたら詐欺を疑い、相談してほしい」と注意を呼びかけています。