岩手県の大船渡保健所管内にある2か所の教育・保育施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎が集団発生し、園児と職員の計68人が嘔吐や下痢の症状を訴えました。今年度岩手県内で起きた感染性胃腸炎の集団発生は31件(前年同時期43件)です。

県によりますと、大船渡保健所管内の園児115人が在籍する教育・保育施設で、1月11日から15日にかけて1歳児と3歳児から5歳児までの園児計14人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。いずれも重症ではなく、現在はいずれも回復傾向にあるということです。検査の結果、症状のある4人からノロウイルスが検出されました。
また、園児127人が在籍する教育・保育施設で、1月11日から15日にかけて0歳児から5歳児までの園児49人と職員5人の計54人が嘔吐や下痢などの症状を訴えました。いずれも重症ではなく、現在はいずれも回復傾向にあるということです。検査の結果、症状のある8人からノロウイルスが検出されました。