日本ハムの清宮幸太郎(24)が17日、千葉・鎌ヶ谷の球団施設で自主トレを公開。打撃練習やノック、ダッシュで約2時間、汗を流した。
昨年は打率.244、10本塁打、41打点。2年連続で2ケタ本塁打を放ったが「物足りないですし、後半もだいぶ失速してしまった」と悔しいシーズンとなった。その悔しさを晴らすため、昨年12月にアメリカでの自主トレを敢行。野球を科学的に解析するトレーニング施設「ドライブライン」で打撃フォームを分析。2022年にはチームメイトの万波中正(23)がそこでトレーニングを行い、昨季は本塁打王にあと1本と迫る25本をマーク。11月には侍ジャパンにも招集され大きく成長を遂げた。「自分の悪い癖を見つけられて、自分に必要な練習を毎日できている」と集めたデータを冷静に分析した。
自主トレのティー打撃では重さや長さ、形が違う7種類のバットで打ち込む。「去年までは意図が分からずちゃんとできていなかったが、今回はアメリカに行ってしっかりと理解してやれているので、すごいいい感じです」とシーズンで使用する道具をしっくり吟味している。
同学年のヤクルト・村上宗隆(23)の活躍に刺激を受けているといい「村上は日本を代表するバッター。『もっと上があるぞ』と高みを見せてくれる存在。でも同じプロの世界にいる以上、負けてられない。今年は村上以上に打つつもりでやっている」と村上超えを目指す。
「新庄さんや新球場のエスコンフィールドと話題性はある。足りないのは優勝だけ。ファンの皆さんも待ち望んでいると思うし、僕自身北海道に愛着も出てきて、北海道の皆さんに喜んで貰いたいので、そこを1年間貫き通したい」と7年目の主砲が”優勝”を誓った。
■清宮幸太郎(きよみや・こうたろう)
1999年 5月25日生まれ、東京都出身。184㎝94kg、右投左打、内野手。17年ドラフト1位、早実高~日本ハム。高校通算111本。昨季は10本塁打で2年連続2ケタ本塁打。2023年4月1日新球場エスコンフィールドHOKKAIDOでプロ入り初のサヨナラヒットを放ち新球場初勝利となった。














