4年に一度の台湾総統選で、与党・民進党の頼清徳氏が当選しました。同一政党が3期連続で政権を担うのは、台湾の民主化以降、初めてです。
当選した頼清徳氏は、今の蔡英文政権で副総統を務め、中国と距離をとりながら、圧力には対抗する姿勢を示してきました。
当選した民進党 頼清徳氏
「平和、対等、民主、対話だけが両岸の人たちの利益で、お互いが良い状況となるための唯一の道です」
一方、中国と経済面での融合を進めるとしていた国民党の侯友宜氏は、頼氏が勝利宣言するより前に敗北を宣言。
国民党 侯友宜氏
「みなさん泣かないでください。台湾のみなさんの最後の選択を私は尊重します。各党のみなさん、台湾の直面している課題に向けて団結しましょう」
同一の政党が3期続けて政権を担うのは台湾が民主化され、総統が直接選挙で選ばれるようになってから初めてです。ただ、総統選と同時に行われた立法委員の選挙では、民進党の議席が過半数を下回ったため、頼氏は難しい政権運営を迫られそうです。
注目の記事
「私、見えますか?」画面に現れた制服の男…記者が“ニセ警察官”とLINEビデオ通話で直接対決 その結末は…【後編】

忘年会「参加したい」若者4割の裏で…「行きたくない」50代の切実な理由 昭和を知る上司世代の“ハラスメント”恐怖

「風邪薬」をジュースやスポーツドリンクなどで飲んでも大丈夫? 子供にアイスを混ぜた薬をあげてもいいの?【薬剤師に確認してみた】

犯人は小6女児「妹が殺された」兄に手渡されたヤフーニュース…「この人たちには頼れない」【佐世保小6同級生殺害事件・前編】

新「映像」発見 80年の時を経てゾウの「エリー」が伝える戦争 “戦時猛獣処分” 絵本「ごめんねメリー」原画も展示 熊本【戦後80年つなぐ、つながる】

【独自】「この野郎」「見とけよ、貴様」北九州・中学生2人殺傷事件から1年 捜査1課長(当時)が初めて語った犯人への憎しみと執念の捜査【前編】












