ひと時の連日の猛暑より少し気温が下がりましたが、それでも30度を超え、蒸し暑い日が続いています。
そんな中、先月、ある動物が熱中症のような状態になったといいます。
記者 齊尾和之
「連日の厳しい暑さ、大変なのは人間だけではありません。ヤギも大変なんです」
取材班は8日、鳥取県鳥取市の公立鳥取環境大学を訪ねました。
6月17日、キャンパスの一角で飼われているヤギが熱中症とみられる症状になったということです。
公立鳥取環境大学 ヤギ部顧問 小林朋道副学長
「座って、息が荒くてという感じで。今まで私、一度も経験したことないですね」
学校パンフレットにも登場する大学の顔「ヤギ部」。
開学した年にでき、今年で創部22年。ヤギの世話を通じて環境問題について考えるなどの活動をしています。
ヤギ部所属の学生
「ヤギというのは本当に癒される存在というか、普通にたわむれたりするのがとても楽しい」
そんなヤギ部で6月、部が始まって初めて、ヤギが熱中症とみられる症状になったというのです。
発症したのは、飼育する4頭のうち一番高齢のヤギ「メイちゃん」推定16歳。人間でいえば、後期高齢者にあたるといいます。
ほかのヤギたちを外に出し、小屋の中に1頭で休ませたところ症状は改善したということですが、県鳥取家畜保健衛生所に連絡したところ、おそらく熱中症だろうと言われたといいます。
高齢で心臓から血液を送り出す力が衰えたことも一因ではないかとのこと。
公立鳥取環境大学 ヤギ部顧問 小林朋道副学長
「要するに血液中の酸素量が少なくなって、ひとつはね。そしていろいろな器官の働きが弱まるというのが一般的な熱中症ですよね」
メイちゃんには熱中症対策として、ビタミンの多い生野菜や、高カロリーのヌカをエサとして与えているとのこと。
人間も動物も、今年の夏の暑さは注意が必要です。
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