その成果が実ったのは、秋の大会を勝ち抜いて出場した今年春のセンバツ。初戦の二松学舎大付属(にしょうがくしゃだいふぞく)戦でスタメンマスクを被った山浅選手は、MAX140キロの直球と多彩な変化球を操るエースの佐山(さやま)投手を巧みにリードすると、先制タイムリーを放つなどチームの勝利に大きく貢献。大舞台で成長した姿を見せました。

さらに、この勝負強さは6月に行われた春の高校野球東北大会でも遺憾なく発揮。東北高校(宮城)との決勝戦では、決勝タイムリーを放ち、チームを「東北王者」に導きました。

そんな山浅選手の成長を指揮官はどう見てきたのか…

聖光学院・斎藤智也監督「元々ポテンシャルは山浅にはあったので、山浅を(スタメンから)外す理由がないくらい、彼には捕手としての能力は、歴代でもワンツーの能力を有していて使わない理由はなかった」