岡山市に新たな施設が誕生しました。「屋根」や「小屋」の展示場です。実はここ、屋根や小屋の展示だけでなく、仕事場として使える「コワーキングスペース」として誰でも利用することができるんです。設計の監修をしたのは世界的建築家の隈研吾さん。一体どんな施設なのか取材してきました。

「ひとやね」のオープニングセレモニーです。

岡山市南区古新田に誕生した展示場「ひとやね」です。

1976年創業の植田板金店がつくった屋根・小屋の展示場なのですが、一度に100人以上が使用できる「コワーキングスペース」としても利用できるのです。

設計を監修したのは建築家の隈研吾さんです。

(建築家 隈研吾さん)「ショールームでありながらしかも、コワーキングスペースでもある。しかも小屋までいっぱい展示してある。多分世界にもあまり例のないようなものが出来上がったと思っています」

展示場内には屋根材33の商品が並び瓦や外壁の材質を間近で見て触ることも。

トイレ内に設けられた洗面台は、板金店の技術を駆使した「銅板ぶき」です。

一方、コワーキングスペースとしては、会議室や個室8部屋も完備されているほか、幅広い世代に利用してほしいとこんなものも。

展示場内にボルダリングやジップラインも設けられているのです。

(植田板金店 植田博幸社長)「板金というものを知っていただいて、板金屋から屋根や建築の業界の職人になりたいな、職人も夢があるんだな、というようなイメージを持ってもらえたらなと思います」

展示場のグランドオープンは今月26日、またコワーキングスペースとしての利用開始は3月からで、1日1650円、月額会員制度などもあるということです。