普天間基地の辺野古移設をめぐり、政府が代執行により大浦湾側での工事に着手したことに抗議する集会が開かれました。

名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前で開かれた集会は、辺野古移設に反対する「オール沖縄会議」が主催したもので、県内外からおよそ900人が集まりました。

名護市辺野古沖での埋め立て工事をめぐり、移設に反対する県に代わって政府は先月、代執行により工事を承認し、沖縄防衛局は1月10日から軟弱地盤が見つかっている大浦湾側の海域での工事に着手しています。

参加者らは「民意を無視した埋め立て工事だ」として抗議の声をあげました。

平良記者
「3日目の作業を前に抗議する市民が乗った船と、警備船がにらみ合っています」

大浦湾の工事現場周辺では午前8時ごろから海上での抗議行動も行われました。

陸と海から抗議が行われる中、大浦湾側では12日も午前10時半ごろから作業船に積まれた石材が海に投入され、資材を置くための海上ヤードの建設に向け作業が進んでいます。