地震で被害が大きかった富山県西部を中心に施工業者などへの修理依頼が殺到しています。築40年になる大橋さんの自宅は、土壁に亀裂が入り崩れかけています。

修理依頼者 大橋正夫さん:
「おそらく余震でちょっとずつ崩れがひどくなってきている」

北陸ハウステック 島拓也社長:「余震も続いていますので、まだもうちょっと、被害は出るかもしれないです」

記者:「修繕しないといけない相談の状況は?」
北陸ハウステック 島拓也社長:「かなりありますね。1日、5件ほどは。私だけで5件なのでほかの営業マンも含めると弊社だけでかなりの数だと思います」

北陸ハウステックでは、地震発生から11日までに150件もの依頼があり、人手と資材不足を懸念しています。

北陸ハウステック 島拓也社長:「緊急的な応急処置で動いている段階で、いまの段階では業者不足にはなっていないんですけど、これから2、週間後には、おそらく確実に人材不足、業者不足になってくると思います」

修理を依頼する側も、この現状に理解を示します。

修理依頼者 大橋正夫さん:「優先順位がもっと高いところがあると思うので、家は幸い壁だけ、まあ壁だけじゃないですけど、この程度で済んでいると言ったらおかしいんですけど、この程度であれば少し我慢して…」